「通信が途絶した災害時、手元の端末だけで“ここは浸水想定区域か”“最寄りの避難所はどこか”を確認できたら」——ハザードマップ(GIS)とオフラインのローカルAIを組み合わせる構想です。運営者のQGIS公式プラグイン開発・測量・衛星測位(QZSS/みちびき)の実務知見を、防災へ応用します。この構想を実際にアプリ化した事例が、後述の妖怪ハザードマップです。
構想:GISの実務 × オフラインAI
ハザードマップ(GIS)× オフラインのローカルLLM = 通信が途絶した災害時でも、手元の端末で「ここは浸水想定区域か」「最寄りの避難所はどこか」「この斜面のリスクは」を、地図+自然言語の問答で確認できる構成です。
- オフライン地図(ベクタタイル/GISデータをローカル保持)+ ローカルLLMで避難・リスクの問答
- 現在地(GNSS/QZSS)× リスクレイヤの重ね合わせをAIが言語で要約
- 平時は学習・点検、災害時はオフライン運用
実装上の論点
- 知識は外、振る舞いはAI:リスク計算・避難所・伝承碑などの“事実”はGISデータ・API・計算が持ち、AIは“どう伝えるか”を担う。これは最適化の順序でいう「事実は外部(RAG/計算)・形式はFT」の構図そのものです。
- 静的サイト制約:ai-local-lab は静的配信のため、対話デモはクライアントサイドか、B2B実証のエッジAIラボ側で扱う。
- データ:ハザードマップGISの出典・ライセンス・更新(公的データの利用条件を確認)。
- 正確性と責任:防災情報の誤りは人命に関わる。AIは補助とし、公式情報を優先する設計が前提です(要検証)。
- モデル:地理・防災用語に弱いモデルもある。日本語SLMの適性は別途検証が要ります。
実例:妖怪ハザードマップ
この構想を実装したのが妖怪ハザードマップです。Qwen2.5-14BをQLoRAで学習し、災害リスクを妖怪キャラクターが構造化JSONで説明、GGUF量子化でローカル配信しています。「知識は外部API・GeoJSON、振る舞い(口調・JSONスキーマ・防災倫理)はFT」を実際に形にした事例で、本構想の実証になっています。
つなげて読む
- 実装の詳細:妖怪ハザードマップQLoRAケーススタディ
- 通信途絶・現場運用の構成:災害・現場のローカルAIキット
- 手元で動くか:動くか診断
限界(要検証)
- 本記事は構想と論点の整理です。最小デモ・実測は今後、ポートフォリオ各サイト(可視化・エッジ実証)と連携して公開予定です。
- 防災・人命に関わる用途では、AIは補助とし、必ず公式情報・専門家の判断を優先してください。